クリスマス――それは、子供たちが首を長くして待ち望む、一年で一番ハッピーな日。そして、その日の主役といえば、真っ赤な衣装に白いヒゲがトレードマークの”サンタクロース”である。そんなサンタは、実は“サンタ契約(サンタクローズ)”という契約書によって誕生する。“サンタ身分証”に書いてある契約条件を満たせば、誰もがサンタクロースになれるのだ。不思議な運命に導かれ、“サンタ契約(サンタクローズ)”によりサンタクロースとなった元エリート・ビジネスマン、スコット(ティム・アレン)。愛するミセス・サンタことキャロルとともに、彼はサンタとしての役割を立派に果たし、世界中の子供たちにプレゼントを贈り続けていた。しかし、多くの人に慕われ大人気のサンタの存在を妬み、その地位を狙うひとりの悪者がいた。彼の名は、ジャック・フロスト。ジャックは“エスケープ・クローズ”というタイムマシンを使い過去へ戻り、サンタクロースの地位を手に入れることに成功する。このままだと、子供たちが大好きなクリスマスは消えてしまう。それを救えるのは、サンタの資格を失い、いまやただの太ったオジサンとなってしまった元サンタ、スコットだけだった。