英国・ロンドン。自動車事故で同乗の男を死なせたキャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)。彼女は犯罪小説作家であり、その作品同様、ぞっとするような犯罪が実生活で度々起きることでも知られていた。捜査を担当したウォッシュバーン刑事(デヴィッド・シューリス)は、有罪にすべく、彼女の精神鑑定を犯罪心理学者で精神科医のマイケル・グラス博士(デヴィド・モリッシー)に依頼した。マイケルは鑑定のために現れたキャサリンを一目見た瞬間から、彼女の危険に耽溺する性格を察知する。法廷に立ったマイケルは、キャサリンを放免することは望ましくないと証言。法廷を後にした彼に、別れた妻デニース(インディラ・ヴァルマ)の恋人で記者のアダム(ヒュー・ダンシー)が、マイケルの過去について調べていることを告げる。かつてマイケルが精神鑑定を担当し問題ないと判断した男が恋人を殺害したことがあった。アダムは邪魔な存在と化す。有罪証言が無効となり、キャサリンが釈放された。彼女はマイケルの診療室を訪れ、危険に耽溺する性向を治療してほしいと言い出した。マイケルは彼女に次第に魅了されていく一方、新しい小説の題材が精神分析医であることを知り、苛立ちを覚える。そんな中、アダムが死亡する。ウォッシュバーン刑事は、マイケルの身辺で事件が起きたため、彼の関与をいぶかしむ。マイケルはキャサリンから、彼女とアダムやデニースとの関係を聞かされる。疑惑を深めていくマイケルに、キャサリンは一方的に診療室を去る。キャサリンに何度も連絡を取るものの、返答がないことに苛立つマイケルは、意外な場所で彼女と再会する。そして第二の殺人事件により、彼に対する疑惑も深まっていく。