カール・リドリー(ビル・パクストン)は有能なビジネスマンだが数年前から脱税をしていた。FBIが捜査に入るという情報をキャッチしたリドリーは、娘ピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れて100万ドルを持ってカリブ海のケイマン諸島に逃走する。ここは住民から税金を取らない「タックス・ヘイヴン」。世界から税金を払わない金持ち連中が集まる島だった。急にこんな島に連れてこられたピッパは父に反抗し、島で知り合った男とパーティーに向かった……。一方、島生まれのシャイ(オーランド・ブルーム)は裕福な家庭の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と付き合っていた。アンドレアの家族の反対にもかかわらず、二人は結ばれる。しかしそれがばれ、シャイはレイプ犯として訴えられる。更にアンドレアの兄ハンマーはシャイの顔に硫酸をかけて消えない傷を負わせた。罪の意識からセックスとドラッグの世界に溺れていくアンドレア。そんなアンドレアの姿を見たシャイは銃を持ってパーティーに向かった。そこにはハンマーがいるのだ。こうして二つの物語が交錯する……。