ジョン・ヘンリー“ジャック”アームストロング(アンソニー・マッキー)は、ハーバード大学でMBA(経済学士号)を取得し、バイオテクノロジー企業で働くエグゼクティブ。しかし上司に社内の不正を報告したのがきっかけで、突然会社からクビを宣告されてしまう。内部告発者のレッテルを貼られたジャックに再就職先は見つからず、一夜にして一文無しの境遇になる。そんな折、キャリアウーマンで、今はレズビアンの元恋人のファティマ(ケリー・ワシントン)が彼の元に現れ、大金を支払う代わりに、彼女と新恋人のアレックスに“種付け”をしてほしいという交渉を持ちかける。ジャックは生活費を稼ぐため、この“イージー・ビジネス”の誘惑に負けてしまう。しかし、優秀な“種”を売る彼の噂はあっと言う間に全米中に広がり、気付けば彼は“子作りビジネス”でデートごとに1万ドルも稼ぐほどの人気者になっていた。子供がほしく、なおかつ経済的に余裕のあるレズビアンたちは、こぞって彼の優秀な種付けサービスを求めた。再びリッチな生活を手にしたジャック。しかし、昔の雇用者がジャックを“子作りビジネス”による無責任な行動と証券詐欺の罪で陥れようとし、一旦は上手くいっていたかのように見えたジャックの人生が一変、社会からの猛烈なバッシングを受ける。そして、ジャックの窮地とは裏腹に、彼の“子供たち”は次々と新たな生命を授かり、高らかに産声をあげ始めていた。突然降りかかった人生のいたずらに翻弄されつつも、新たなやりがいを見つけ優しさを身につけ始めていたジャック。果たしてこの窮地を脱出し、再び新たな愛に溢れた生活を築くことができるのだろうか?