路地裏の映画館“カスカベ座”で遊んでいるうちに、映画の中に迷い込んだしんのすけたち。だが、そこはジャスティスなる悪徳知事が支配する西部劇の世界だった。しかも、一旦そこでの生活に馴染むと、春日部の記憶を失い、映画の世界の住人にされてしまうのだ。しかし、春日部に帰りたいと願い続けるしんのすけは、そこで出会ったしんのすけと同じようにして春日部からやって来たであろう少女・つばきや映画オタクのマイクらと、映画を完成させれば元の世界へ戻れるのではないかと思いつき、その鍵がジャスティスによって封印された”何か“にあることを掴むと、オケガワ博士が開発した超人的なパワーを発揮出来るパンツを履いてかすかべ防衛隊の仲間と共に“カスカベボーイズ”に変身。壮絶なバトルの末にジャスティスを倒し、遂にその封印を解くことに成功する。果たして、そこから現れたものは――「お」「わ」「り」の3文字だった!こうして映画を完結させ、みんなと春日部に戻ることが叶ったしんのすけだったが、春日部に帰ったら一緒に遊ぼうと約束していたつばきは、実は映画の中の登場人物だったことが判明し、失恋の痛みを味わうのであった。