海員法の成立に絡む爽快な海洋劇で「暗黒街の女(1928)」「希望の船」「七日間の休暇」等パラマウント脚本陣で活躍していたジョン・ファーロウが監督に転じて製作したもの。主演は「ガラスの鍵」「青いダリア」等スリラア物によく主演している新人アラン・ラッド、これに囲んで「我が道を往く」で1944年度アカデミー男優助演賞を得た名傍役バリー・フィッツジェラルド、「バーバリー・コースト」以来、強烈な性格で我国にも知られているブライアン・ドンレヴィ、戦時中売出し「アダノの鐘」「青いダリア」等に出演しているウィリアム・ベンディクスが活躍している。その他「エイブ・リンカン」に出演のハロアド・ダ・サリヴァ新人エステル・フェルナンデス等が助演している。