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デビルズ・バックボーン

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  • 平均評点

    72.7点(59人)

  • 観たひと

    120

  • 観たいひと

    36

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル ホラー / サスペンス・ミステリー
製作国 スペイン メキシコ
製作年 2001
公開年月日 2004/8/28
上映時間 106分
製作会社 テキーラ・ギャング=アンヘロ・プロダクション
配給 ザナドゥー
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

「ミミック」「ブレイド2」のメキシコ人監督ギレルモ・デル・トロが、巨匠ペドロ・アルモドバルに招かれスペインで撮り上げたゴシックテイストのホラー・ミステリー。内戦下のスペインを舞台に、人里はなれた孤児院に連れてこられた少年が体験する恐怖を、ノスタルジックに描く。

あらすじ

1930年代末、スペイン。老教師カザレス(フェデリコ・ルッピ)のこの不気味な話と共に、とある孤児院で起こった壮絶な怨念の物語は幕を開ける。中庭になぜか巨大な爆弾が刺さったままになっている不気味な孤児院、サンタ・ルチア校。内戦で親を失った子供たちが暮らすこの人里はなれた学院に、ある日12歳の少年カルロス(フェルナンド・ティエルブ)がやってくる。そこに住むのは20人ばかりの栄養失調気味な孤児たちと、4人の大人たち。一本足の女院長カルメン(マリサ・パレデス)。謎めいた老教師カザレス。若い女教師コンチッタ(イレネ・ビセド)。そしてファシズムに傾倒する乱暴で気性の激しい管理人、ハチント(エドゥアルド・ノリエガ)。孤児たちのリーダー、ハイメ(イニーゴ・ガルセス)の陰険ないじめを受けながらも、カルロスは建物のどんよりと暗い廊下やじめじめとした地下室、そして子供たちが交わすひそひそ話の裏に何かが隠されているのではと、気になって仕方がない。カルメンがカルロスにあてがったベッドの番号は12番。それを見た孤児たちは、はっと息を呑む。「あれは、サンティのベッドだ…」。“カルロス、カルロス…”孤児院に住み始めたその日から、姿の見えない誰かに毎日名前を呼ばれ続けるカルロス。目に見えない存在と執拗ないじめにおびえる日々を送っていたある日、その亡霊は姿を現す。それは、爆弾が落ちた戦争中のあの日、悲惨な殺され方をした少年・サンティの霊だった。いったい誰がサンティを殺したのか? そして、今も中庭の真ん中に突き刺さったままになっている不発弾が飛行機から降ってきたあの晩、起きたという恐ろしい出来事とは…。住人が隠し持っているサンティの死の秘密。4人の大人たちの、ふしだらで邪悪な関係…。欲望と悪意が潜むこの孤児院の本当の姿が少しずつ明らかになっていく中で、カルロスは怨念の塊となっているサンティの亡霊に、殺人者への復讐の手助けを頼まれる。“あいつを連れてきて…”。残酷な殺人と、その裏に潜む真実。恐怖に立ち向かい、真犯人を追いつめるために結束する子供たち。おぞましくも悲しい復讐劇が今、幕を開ける。

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2004年10月上旬号

劇場公開映画批評:デビルズ・バックボーン