ビバリーヒルズで婚約者ウィルと何不自由ない生活を送っていたクレア。そんなある日、ウィルが大事な書類を忘れたままスイスへ向かう。クレアはウィルを驚かそうと、書類を届けるついでに観光気分でスイスへ行く。早速ウィルのオフィスへ向かうが、そこは郵便私書箱のポストが置いてあるだけ。ウィルは一体どこに?彼の忘れていった書類に目を通すと、何とそれは今まで一度も聞いたことのない秘境の国エル・コロナドについて書かれていた。中央アメリカに位置するエル・コロナドは、広大な砂漠と密林がその国の大半を覆っていた。ラモス大統領による独裁政権が長く続き、市民の生活は困窮。反乱軍によるテロが頻発していた。そんな情勢も知らずにコロナドに到着したクレアは、上空を軍用ヘリの編隊が飛び交う状況に右往左往。しかも、TVレポーターで2年間もこの地に駐在しているアーネットと名乗るいかがわしい男が声を掛けて来る始末。大使館に助けを求めても、ウィルの行方は分からない。やっと見つけたホテルもテロによる爆破で崩壊し、クレアはますます途方に暮れる。一方、アーネットたちTVクルーは、ジャングルの奥に反乱軍のアジトがあるという情報を手に入れ、トラックで出発する段取りをつける。それを聞きつけたクレアはアーネットに金を握らせ、同行することに成功する。しかし、検問突破を手始めに、想像を絶する大冒険が待ち受けているのだった。