鬱蒼とした森の奥にそびえたつ、ウッドワード女子刑務所精神科病棟。美しく聡明なミランダ・グレイ博士(ハル・ベリー)は、上司であり愛する夫でもあるダグラスの指導のもと、精神を病んだ女囚たちの心理分析と治療を行っていた。最近の気がかりは、女囚クロエ(ペネロペ・クルス)が治療の甲斐なく、悪魔に犯されたと訴え続けることだった。ある日、土砂降りの雨の中車で帰途についたミランダは、道に立ちすくんでいる謎めいた少女を目撃する。少女をよけようとして車を大破させてしまったミランダだが、次の瞬間、ベッドの上で目覚めた。そしてそこは自分が勤務する精神病棟だった。一体、何が起きたのか? そこにやってきた同僚の医師ピート(ロバート・ダウニー・Jr)は、驚愕の事実をミランダに告げる。夫ダグラスが惨殺され、ミランダが殺人犯として現場で逮捕されたというのだ。混乱するミランダだが、そのとき彼女の脳裏に雨の中で見た少女の姿が浮かんだ。彼女に会えば、何か分かるかもしれない、と直感するミランダ。すると、ミランダの腕に「Not Alone」という血文字が出現する。この血文字は何を意味するのか? だが、さらに信じられない恐ろしい事実が発覚する。その少女は4年前に死んでいたのだ。錯乱したミランダは、精神異常としてクロエたちと同じ病棟の住人となる。どんなに叫んでも、訴えても、誰も耳を傾けない病棟。しかもミランダはそこで、あの少女の姿を再び見てしまい……