アメリカはとうとう大戦に参加することになった。ハーデイとローレルも従軍せねばならなくなったが肥満したハーデイの体格は到底軍隊の激務に耐へまいという心配から彼は片腕を失ったと見せかけだが徴兵官に見つけられて2人共欧州戦場へ出ることになった。ビリイは武運拙く戦死したが息を引きとる間際にその子供のことをローレルとハーデイの2人に託した。怪我の功名で素晴らしい武勲を立てた2人はアメリカへ意気揚々凱旋した。散々苦労の末漸くビリイの子供を見出すことが出来たがビリイの両親であるスミス家の居所がわからない。何しろスミス家は電話帳だけでも何千何百もある。至るところで失策を演じつつも彼らは馴れぬ男手にその子供を育てながら目的のスミスを探して歩いた。遂に自分たちの糊口にも窮し西部のさる銀行に於いて彼らの生業である食糧配給車1台を抵当に金を借りようとしたが一言のもとに断わられ、苦しまぎれに銀行から2千万ドルばかり失敬して逃げる。そして高飛びしようとしている所へ警官と共に銀行の頭取が2人のアパートへ来て、ビリイの写真から頭取はビリイの父親であると判った。そこでローレルとハーデイはビリイの遺児と共に頭取の家に引取られた。