2001年9月11日、NYで起こった同時多発テロ事件の教訓を風化させないため「9月11日」をテーマに「11分9秒1フレーム」の長さで11人の監督が短編を製作。言語や文化の異なる監督たちの11のメッセージ。耳の不自由な女性フォトグラファーと難聴者専門のツアーガイドの愛を描いたクロード・ルルーシュ編。9・11直後、テロリストの亡霊たちと議論を交わすユーセフ・シャヒーン編。ビン・ラディンが自分たちの村に逃げ込んでいると噂が回り、貧困にあえぐ子供たちがラディン捕獲の報奨金を得ようと一致団結する姿を描いたイドリッサ・ウエドラオゴ編。地を這うヘビに変わってしまった第二次世界大戦の復員兵の姿を描いた今村昌平編ほか7編を収録。