1939年、パリ郊外。教師やガキ大将の言いなりになってしまう内向的なアベルは、巨漢の親友ネスターにいつも守られていた。しかし、ふとしたいたずらから彼らの寄宿学校は火事になり、ネスターは死んでしまう。成長したアベルは自動車修理工となり、天使のような美少女マルティネと出会う。2人の間にはほのかな友情が生まれたかに見えたが、彼女の理不尽な嘘によりアベルは強姦罪で摘発されてしまった。おりしも戦時中のため、アベルは刑務所ではなく前線に送られることになる。すぐにドイツ軍の捕虜となるが、目立たない存在のアベルはこっそりと抜け出しては、森の中にある小屋で自分の世界に浸っていた……。