ポエトリー，セックス

日常に潜む狂気を繊細に描いた処女作「女と女と井戸の中」で、世界から絶賛をあびたサマンサ・ラングの第2作目。センセーションを巻き起こしたドロシー・ポーターの官能サスペンス小説を原作に、濃密な愛と冷たい死のイメージに溢れる緊迫のドラマ。

シルヴィア・プラスに憧れる女子大生ミッキ－は、バーで行われたポエトリ－・リ－ディングの終了後にエロティックなラヴ・ポエムを残し、こつ然と姿を消した。ミッキー探しを依頼された女探偵ジルは、調査を進めるうちミッキーの詩の担当教官ダイアナに強烈に惹かれ始める。そして、それまで知らなかったミッキーのもう1つの顔も浮かび上がってくる。年下のハンサムな夫を持っているにもかかわらずダイアナはジルの想いに応え、2人の女は性愛の時を重ねる。そんな時、ミッキーが死体となって発見された。いったい誰が彼女を殺したのか？　事件の真相に迫るジルを待ち受けていたのは、衝撃的な真実だった……。