作家のジャン(ジャン・ユーグ・アングラード)とミシェル(クロチルド・クロー)は結婚7年目の若いカップル。ある日、向かいに住んでいたギメ氏の遺言により、彼の豪邸が2人のものとなる。2人は使用人のクレマンス(クリスティーヌ・ボワッソン)がギメを殺したと疑っていたが、やがてジャンは、手書きの手紙、写真やビデオ、ドレス代の請求書を発見し、ミシェルの潔白を疑い始める。ジャンの疑いを晴らすため屋敷に戻ったミシェルは、屋敷とジャンを狙うクレマンスに殺されそうになり、逆に彼女を突き落とす。そしてジャンはミシェルに迫り、彼女がギメではなく、出版社のアンリ(ジャン・バンギーギ)と寝ていた事を知るのだった。再び愛を確認した2人は、警察に囲まれた屋敷の窓から手をつないで飛び出す。全ては「愛は存在しない」事を証明しようとするギメ氏の謀略であったが、彼の手紙を読む赤いドレスの女の視線の先には、窓辺で愛し合う2人がいた。