現代のイタリア。ある娼婦が帰り間際、客の持ち物であるファイルをバッグに入れたまま夜汽車に乗る。そのファイルには、犯人の自殺で結末のついた17年前のある殺人事件に関する資料が入っていた。男が真犯人だと気づいた娼婦は追ってきた男に惨殺され、警察が動き出す。かつての事件の担当だったモレッティ(マックス・フォン・シドー)は、被害者の息子であったジャコモ(ステファノ・ディオニジ)と、独自の追跡を開始。しかし彼らをあざ笑うかのように第二、第三の殺人が起こる。当時、事件の容疑者とされ自殺した小人の屋敷に足を踏み入れたふたりは、書斎で奇妙な童謡の歌詞を見つける。モレッティは歌詞に事件の真相が隠されていることに気づくが、ジャコモに連絡する前に犯人に殺される。残されたジャコモは、かつての恋人グロリア(キアラ・カセッリ)の助けを借りて歌詞の謎を解こうとする。そして浮かび上がってきたのは、なんと旧友ロレンツォ(ロベルト・ジベッティ)だった。少年時代、小人の屋敷で童謡に魅せられたロレンツォは、歌詞のとおりに殺人を繰り返していたのだった。グロリアをも手にかけようとするロレンツォにジャコモは立ち向かい、遂に彼を倒すのだった。