リアム(マーティン・コムストン)は学校にも行かずフラフラしている15歳の少年。彼の16歳の誕生日前日に、服役中の母ジーン(ミッシェル・クルター)が釈放される。リアムは母や姉シャンテル(アンマリー・フルトン)とささやかに暮らすことに胸をときめかせ、今の生活を抜け出す決意をしていた。そのために金を貯めようとして、親友のピンボール(ウィリアム・ルアン)と、母の恋人であるスタン(ゲイリー・マコーマック)が仕入れていた麻薬を盗み、売りさばく計画を立てる。その過激な行動で目をつけられ、やがて麻薬売買の胴元であるビッグ・ジェイの下で売人をするようになるリアム。だがヤクザの世界に深入りしてしまったため、ピンボールと仲たがいすることになる。しかしリアムはビッグ・ジェイから任されたピザ屋を切り盛りしつつ、麻薬を売りさばき金を貯め、ビッグ・ジェイの貸家を手に入れた。そしていよいよジーンの出所の日。新しい家でパーティーを催すが、ジーンはすぐにスタンのもとへ戻っていった。それに逆上したリアムは、思わずスタンをナイフで刺してしまう。人気もまばらな砂浜を呆然と歩くリアム。そんな彼に、誕生日を祝うシャンテルからの携帯電話が入るのだった。