ナチス占領下のチェコスロバキア。祖国をあとにし、英国空軍パイロットとして戦地に赴く中年男フランタ(オンドジェイ・ヴェトヒー)と青年カレル(クリシュトフ・ハーディック)は、年齢差を超えた友情で結ばれる。そんなある日、カレルが戦闘中に墜落。彼を助けたのは、夫が戦地で行方不明中の英国人女性スーザン(タラ・フィッツジェラルド)だった。その夜、2人は関係を持ち、カレルは彼女を愛してしまう。だが彼女は彼に冷たく、代わりに愛したのはフランタであった。最初は彼女の誘いを拒否していたフランタだったが、やがて2人は愛し合う。それを知ったカレルは激怒し、フランタを殴りつけた。しかし激しい戦火の中、窮地に陥ったフランタを、カレルは自分の身を犠牲にして助ける。傷が回復した後、フランタはスーザンの家を訪ねる。そこにいたのは、戦場から帰った彼女の夫だった。もう自分の出る幕はないと悟ったフランタは、終戦後、チェコスロバキアに帰国。そこで彼は、かつての恋人が別の男と結婚したことを知り、ただからっぽの空を見つめるのだった。