パリに戻ってきた女(アンヌ・マリー・ミエヴィル)と友達のカトス(クロード・ペロン)に、女の夫ロベール(ジャン・リュック・ゴダール)が加わり、3人は言葉、欲望、人生などをめぐって議論を交わす。ミエヴィルが買い物に出掛けた隙にカトスはロベールを誘惑しようと試みるが、失敗に終わる。やがて女は、アルチュール(ジャック・スピセール)という航海士を連れて帰宅する。4人はとりとめのない会話を繰り広げるが、1本の網目がほどけるように互いを非難しはじめ、アルチュールは怒って出ていってしまう。カトスも立ち去った後、女はロベールにアルチュールとの束の間のロマンスを告白し、2人は互いの過去を回想する。そして泣き出してしまったロベールを、女は優しく抱擁する。劇場で再び4人が遭遇。カトスとアルチュールはカップルで来ていた。またしても彼ら4人の会話が始まる。愛について、情熱について、無意識の優しさについて。