イリノイ州の田舎町で育ったサラ(ジュリア・スタイルズ)は、バレエを愛し、名門ジュリアード音楽院への進学を夢見ている。しかし、オーディションの最中に母が交通事故死。自分のせいで母を失ったと思い込んだ彼女は夢をあきらめ、幼い頃に別れたミュージシャンの父ロイ(テリー・キニー)とシカゴで全く新しい生活をはじめる。ほとんどが黒人の占める高校で、ようやく人気者の少女シェニール(ケリー・ワシントン)と親しくなるサラ。そして、彼女の弟でダンスのうまいデレク(ショーン・パトリック・トーマス)は、母の死を引きずるサラをヒップホップの世界へと連れ出し、2人は互いに惹かれ合っていく。デレクは白人女性との恋を、かつての恋人ニッキー(ビアンカ・ローソン)や幼なじみで今はギャングになっている親友マラカイ(フレドロ・スター)など、周囲から激しく非難される。それでもデレクはサラを支え続け、やがて彼女は再びオーディションに臨み、力いっぱい踊るのだった。