1944年、ニューヨーク。ジョーン・ヴォルマー(コートニー・ラヴ)は色仕掛けで地元の薬剤師から薬剤を入手し、仲間たちとドラッグに耽る日々を送っていた。時は流れ1951年、メキシコ。ジョーンはバロウズ(キーファー・サザーランド)と結婚し子供を一人もうけながらも、セックスレスの困窮生活に直面していた。リー(サム・トラメル)という若い男に夢中になり外国旅行に行ってしまった夫への嫉妬。そんな感情に悩むジョーンの前にかつての恋人ルシアン・カー(ノーマン・リーダス)と、ルシアンへの同性愛感情に苦しむ詩人アレン・ギンズバーグ(ロン・リヴィングストン)が現われ、一緒に旅行を楽しむ。そしてルシアンから、一緒にニューヨークへ戻ってくれと愛を告白されるが、彼女は承諾しない。やがてバロウズが帰ってくる。気まずい雰囲気の中、バロウズはジョーンに、ウィリアム・テルごっこをやろうと提案する。ジョーンは頭の上にグラスを乗せ、バロウズは銃を発砲。しかし弾は誤って、ジョーンの頭を撃ち抜くのだった。