アメリカの製薬会社の重役ウォルター(ウィリアム・ハート)は、妻キャスリン(ジェニファー・ティリー)と10歳の娘メリッサ(フランチェスカ・ブラウン)を連れてアムステルダムを訪れる。超一流のホテルにチェックインする一家だが、口のきけないメリッサは、両親と離れた間に迷子になってしまう。ようやく人気のないホテルの裏手に出た少女の目に偶然飛び込んできたのは、殺人事件だった。メリッサが事件の一部始終を見ていたのに気づいた殺し屋(コリー・ジョンソン)とその依頼人は、口封じをしようと彼女を追い掛けはじめる。初めてのアムステルダムで、必死に逃げ回るメリッサ。なんとか殺し屋たちをまいたところで警察に助けられ、両親のもとに戻るが、ほっとしたのも束の間、ウォルターとの商談のためにホテルを訪れたハートマン(マイケル・チクリス)こそ、実は殺し屋の依頼人だった。捜していた目撃者がウォルターの娘だと知ったハートマンは、殺し屋に再びメリッサを追うことを命令。助けを呼びたくても呼ぶことのできないメリッサは、知恵を使って逃げ回り、ついには殺し屋に反撃するのであった。