イタリアの地方都市ペスカーラに住む主婦ロザルパ(リーチャ・マリェッタ)は、家族とローマ旅行中にはぐれてしまい、ひょんなことからベニスに一人旅することに。そこで人生に絶望を感じている、親切なトラットリアの主人フェルナンド(ブルーノ・ガンツ)と出会う。彼の家に居候することになったロザルパは、独身時代の特技を生かして花屋での仕事を見つけ、隣人でアロマエステティシャンのグラツィア(マリーナ・マッシローニ)とも仲良くなる。それを知った夫は怒り心頭、ちょうど会社の面接で不採用にした男、コスタンティーノ(ジュゼッペ・バッティストン)に捜索を依頼。一方、ロザルバは自由を満喫し、フェルナンドに徐々に惹かれていく。しかしそこへコスタンティーノ、さらにおせっかいな義姉ケティ(ヴィタルバ・アンドレア)もやってきて、ロザルバのバカンスは終わった。彼女は家族の待つペスカーラへと帰郷するのだった。