作家トム(ダナ・アンドリュース)と新聞社社長スペンサー(シドニー・ブラックマー)は、死刑廃止のキャンペーンを通じて知り合った。スペンサーはクラブダンサーのパティ・グレイが絞殺死体で見つかった事件を利用して、トムが偽の殺人犯を演じ、彼が死刑宣告を受けたときに真相を明かすという計画を立てる。トムはスペンサーの娘スーザン(ジョーン・フォンテーン)と婚約していたがこれを承諾、偽装工作の末にトムは逮捕された。裁判で死刑も確実と思われた矢先、なんとスペンサーが交通事故で死に、トムの無罪を証明する書類も紛失した。ピンチに立たされたトムは、父の後を継いで新聞社オーナーとなったスーザンの助けを借り、彼を救うキャンペーンを打ってもらう。やがてスペンサーが万一のために用意していた書類が見つかり、トムは知事の恩赦を受けることに。だが、事件には思いもかけない真実が隠されていたのだった。