1820年代、ペテルブルグ。貴族のオネーギン(レイフ・ファインズ)は伯父の地所を継ぎ田舎へひきこもり、青年地主レンスキーとその婚約者オリガと親しくなった。オリガの姉タチヤーナ(リヴ・タイラー)はオネーギンに惹かれ、その思いを情熱的な恋文に託すが、彼はその情熱を恐れて彼女を拒否。その直後、オネーギンの冷笑的な態度がレンスキーを激怒させ、ふたりは決闘、レンスキーが倒れ、オネーギンはひとり流浪の旅に出る。6年後、ペテルブルグに戻ったオネーギンは自分の従兄と結婚し、見違えて美しくなったタチヤーナに再会。彼は今度は自分の思いを手紙に託すが、運命のいたずらに翻弄されるのだった。