ヴィルヘルム・マイエル・フェルステルの『アルト・ハイデルベルヒ』に基いてドロシー・ドネリーが台本と詞を書き、シグモンド・ロンバーグが作曲したオペレッタの映画化で、「メリイ・ウィドウ(1952)」のコンビ、ウィリアム・ルドウィグとソニア・レヴィーンが脚色し、「円卓の騎士」のリチャード・ソープが監督、「メリイ・ウィドウ(1952)」のジョー・パスターナクが製作した1954年作品である。撮影は「ローズ・マリー(1954)」のポール・C・ヴォーゲル、音楽監督は「オズの魔法使い」のジョージ・ストールである。出演者は「ローズ・マリー(1954)」のアン・ブライス、「エジプト人」のエドモンド・パーダム、「ラプソディー」のジョン・エリクソン、「反逆者」のルイス・カルハーン、エドモンド・グウェン、ベッタ・セント・ジョンなど。皇太子の歌はマリオ・ランツァの吹込みである。