キャンプ場のトレーラーハウスでアルコール中毒の母親と暮らすロゼッタ(エミリー・デュケンヌ)は、働いていた工場から突然解雇された。暴れる彼女を警備員がつまみ出す。バスに乗り、いつものように秘密の入り口からキャンプ場に入る。家ではロゼッタに隠れて酒を飲み、男を連れ込む母親といつも喧嘩に。ロゼッタも持病の腹痛に悩まされており、管理人に隠れてキャンプ場の中の池で釣りをする。再び街へ出たロゼッタは母親が繕い直した古着を売るが大した金にはならず、役所に届け出た休職届も受け取ってもらえない。いつも立ち寄るワッフルスタンドで、新顔の店員リケ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)と知り合ったロゼッタ。リケは何かと彼女によくしてくれるが、トレーラーに住んでいることを知られたくないロゼッタは、仕事の空きを知らせに来たリケに殴りかかる。ワッフルスタンドで働き始めたロゼッタだが社長はすぐに自分の息子に仕事を渡してしまい、ロゼッタはまたしても職を失う。リケは彼女に自分がこっそり作っているワッフルを売ることを勧めるが、仕事が欲しいロゼッタはそのことを社長に告げ口する。問いつめるリケにロゼッタは仕事のためと素っ気なく答える。だが、家に戻り泥酔して眠り込む母親を見た彼女は、社長に電話し仕事を辞めることを伝える。そのことを知らないリケはキャンプ場にやってきて彼女を追い回す。何もかもうまくいかず、倒れ込み泣き出すロゼッタ。リケはロゼッタを黙って抱き起こすのだった。