アナ(ナイワ・ニムリ)とオットー(フェレ・マルティネス)は8歳の時、森の中で運命的に出会い、やがてアナの母とオットーの父が再婚したことで兄妹の関係となった。愛し合うようになるふたりだが、そのことがオットーの実母を孤独死に追いやる羽目になり、オットーは姿を消し、数年後ふたりの両親も別れて家族は崩壊した。そして17年の時が流れ、オットーはスペイン・フィンランド間の航空郵便のパイロットとなり、アナはフィンランドの小さな町ロバニエミを訪れていた。アナはその地でオットーという愛する男と同じ名の老パイロットと会い、ふたりをつなぐ運命を感じるが、そこにスペインからの航空郵便が墜落したとの知らせが。再会を夢見て現場へと走るアナ。そこには運命のいたずらが待ち構えていたのだった。