1994年10月、メリーランド州パーキッツヴィル。映画学校の生徒である監督ヘザー・ドナヒュー、キャメラマンのマイケル・C・ウィリアムス、録音マンのジョシュア・レナードの3人は、ドキュメンタリーの撮影のため、ブレアの魔女なる伝説が残るブラックヒルズの森を訪れた。2日目から森でテントを張って泊まり込み、順調に撮影は進むが、3日目の夜、墓のように積み上げた石の山が並ぶいわくつきの魔所コフィン・ロックで野営した彼らは、深夜、謎の物音を聞く。4日目、撮影も終わり雨の中車に戻ろうとした3人は道に迷ったことを知りひと悶着。5日目の朝、テントの周囲には昨夜は見なかった積み上げた石の山が。しかも、ヘザーの地図がなくなっていた。ストレスを溜めこんだマイケルがこっそり捨てたのだ。大喧嘩したあげく歩き疲れた3人の前に木々にぶらさがった人型のものが現れる。その夜、赤ん坊の泣き声と共にテントが揺さぶられ、恐怖のあまり3人は闇の中を逃げまどう。6日目。散乱したジョシュアの荷物に青い粘液が。南へ15時間歩いたにもかかわらず、なぜか同じ場所に戻ってしまい、恐慌状態に陥る彼らだが、ヘザーはキャメラを回し続け、残るふたりの怒りを買う。7日目、ジョシュアが行方不明になり、夜半、彼のものらしき声が響く。8日目。ヘザーはジョシュアの服の切れ端で束ねられた枝の中に血まみれの臼歯と髪の毛を見つける。彼女はキャメラにふたりの両親への謝罪を残した。深夜、再びジョシュアらしき声を聞いたヘザーとマイケルは声を追ううちに朽ち果てた館に迷い込む。地下室には何者かが立ちすくむ姿が……。1年後、行方不明になった彼らのフィルムだけが発見された。