2000年まであと七日。雨は激しく降り続き、街は謎のゴキブリ病が蔓延。汚染された地区のアパートに住む美美(ヤン・クイメイ)は上階からの水漏れに悩まされていた。水漏れを解決すべく、修理工が上階の小康(リー・カンション)の部屋を訪れる。ところが修理工が誤って床に穴をあけてしまい、下の女の部屋が丸見えに。その後穴からはゴキブリが出てきたり、コンクリート片、小康の吐瀉物などが降ってくるようになり、そのたびに美美は部屋の始末に奔走する。穴は塞がらないが、文句を言ったりするうちにコミニュケーションが生まれ、小康も階下の様子をたびたび窺うなど、互いの存在を意識するようになる。ある日、女が1階のマーケットヘ買物に行くと、ゴキブリのように床を這いずり回る男に出食わす。医療関係者に連れ去られる姿を見て、恐怖を覚える。その夜、寝ていた美美が目を覚ますと床が水浸しになっている。が、彼女は泣いたかと思うと、部屋中を這いずり回り、買い置きのトイレットペーパーの山に潜りこんでしまう。階下の様子が変だと気づいた小康は、穴から大声で叫ぶが、何もできない。その後、トイレットペーパーの山から美美が出てくる。水の入ったコップを穴から差し出され、一気に飲み干す美美。そして小康の腕にしがみつくと、彼女は階上へと引き上げられていくのだった。