ニューヨークのマディスン街にある広告センターは、広告代理店がひしめいて生き馬の目を抜くところ。ラムゼー商会の専務ジェリー・ウェブスター(ロック・ハドソン)は辣腕家で評判が高い。今日も南部の富豪ミラーに踊り子をあてがい、先口のブラケット広告社の仕事を横取りしてしまった。怒ったのはブラケット社の主任キャロル・テンプルトン(ドリス・デイ)だ。彼女は当の踊り子レベルを脅かして白状させ、広告審議会に訴えた。一方ウェブスターはレベルをビップ・ガールにしてやるとおだてて、有利に証言させ、審議会の追及を切り抜けてしまった。ところがビップというのはウェブスターが出まかせに言った架空の商品である。それとは知らぬラムゼー商会の社長(トニー・ランドール)はこのビップを大宣伝したので注文殺到。ウェブスターはどうしてもビップを作らねばならなくなった。彼は天才科学者タイラー博士に依頼して万能食品ビップを作ることにした。この時キャロルはビップの広告権を奪おうとタイラー博士を訪れたが、そこにいたウェブスターを博士と間違えてあらゆるサービスを尽くしてしまった。ウェブスターは博士になりすまして彼女と遊び歩くがついにばれ、再び査問会に呼び出された。その時タイラー博士がビップを発明したと駆け込んで来た。実はこのビップ、濃縮アルコールだったため、試食した一同は大混乱。キャロルとウェブスターも騒動の中でいつの間にか結婚してしまうのだった。