肺病の療養のために故郷の村に帰省したフランソワ(ジャン=クロード・ブリアリ)は、幼なじみのセルジュ(ジェラール・ブラン)と再会する。建築家志望だったセルジュは、恋人のイヴォンヌ(ミシェル・メリッツ)を妊娠させたため上京を断念したのだが、その最初の子供は死産。それもあって彼はアル中になり、二人目の子供を妊娠した妻に構わず、義妹マリー(ベルナデット・ラフォン)と関係を結んでいた。悲惨な生活から友を救おうとするフランソワだが、マリーに誘惑されたりとうまくいかない。カフェでのダンスパーティ。セルジュはマリーと踊り、イヴォンヌに同情したフランソワに怒り、彼を叩きのめす。それでも冬になっても村に残るフランソワ。吹雪の晩、イヴォンヌは産気づき、フランソワは医者を探した後、セルジュを連れ戻す。二人の耳に赤ん坊の声が聞こえた。