フランスからやってきた青年とロマ(ジプシー)の村人たちとの心の交流を描いた一編。監督・脚本・音楽は「モンド」のトニー・ガトリフで、ロム系の血を引くという彼は、『Les Prices』『Lacho Drom』(日本未公開)に続き、この作品で流浪の氏3部作を完成させた。製作総指揮はガイ・マリグナネ。撮影はエリック・ギシャール。美術はブリジット・ブラッサール。編集はモニーク・ダルトーネ。録音はニコラス・ネイジェルソン。出演は「ドーベルマン」のロマン・デュリス、新人、ローナ・ハートナー(97年モントリオール世界映画祭主演女優賞受賞)ほか。実際にロマの楽士であるイシドール・サーバンはじめ、ロマの村人たちが出演。97年ロカルノ国際映画祭銀豹賞、主演女優賞など計5部門受賞作品。2023年月29日、デジタルリマスター版公開。