古代インド、コーサラ国の王城アヨーディアでは、三人の王妃に四人の王子が生まれそれぞれ立派に成長した。宮廷内の陰謀により14年間にわたり宮殿を追放された王子ラーマは、絶世の美女シータ妃をともなって森に隠棲していた。そんな折、森の悪魔を退治したラーマは、魔王ラヴァナの怒りをかい、妻シータを誘拐されてしまう。猿軍の協力を得てシータの救出に向かうラーマ。しかし強力なラヴァナ軍と戦闘中にラーマの弟ラクシュマナは瀕死の重傷を負う。このとき猿軍の将ハヌマーンが天駆けてヒマラヤに飛び、薬草の生えた山をそのまま担いで運び、ラクシュマナの命を救う。やがて、ラーマ軍は天の武器を使ってラヴァナ軍を倒し、アヨーディアに凱旋する。