高麗朝末期。朝廷の圧制下、腕のいい老鍛冶屋のタクセ(リ・イングォン)は、役人から農民から没収した鉄の農具や釜で武器をつくることを命じられるが拒否して投獄される。死に瀕した彼は、娘のアミ(チャン・ソニ)から差し入れられた米粒を精魂こめて練り、鉄を食うという伝説の大怪獣プルガサリの人形をつくって息絶える。アミが誤って針で指を刺し、血が人形にしたたった瞬間、怪獣プルガサリが誕生した。鉄なら武器でもなんでも食い漁って成長するプルガサリは、人民の強い味方となった。一方、アミの恋人インデ(ハム・ギソプ)は、農民らの先頭に立って反乱軍の指導者となっていた。プルガサリはアミの願うままに朝廷軍も歯が立たない大怪獣となり、反乱軍はプルガサリを先頭に立てて、インガを失った後も勝利を収め続ける。討伐軍の首領ファン将軍(リ・リョンウン)の奸計で罠に陥りもしたが、不死身のプルガサリはついに宮廷を襲い、暴君の王(パク・ヨンハク)を倒した。喜びにあふれかえる人民だったが、国内の鉄を食い尽くさんばかりのプルガサリを前にして再び絶望する。それを知ったアミは、一身をなげうってプルガサリを鎮めるのだった。