北イングランド、ランカシャー州。ユーニス(アマンダ・プラマー)は、ガソリンスタンドを訪ね歩いてジュディスという名の女性を探し続けている。その場に居合わせた女性店員を相手にジュディスではないかと一方的に尋ねるのだが、違うと分かるとその店員を殺してしまうのだ。ある日ユーニスは、ミリアム(サスキア・リーヴス)が勤めるスタンドへやって来て、同じ質問を繰り返す。不審な行動を取るユーニスに周囲の人々は困惑するが、ミリアムはユーニスの個性に魅せられてしまい、ふたりは共に行動することになる。車の中で、ユーニスは旧約聖書の外典「ユディト書」に記されているジュディスという女の話をミリアムに語る。やがてミリアムはユーニスが連続殺人を犯していることに気づき始める。金髪のウェイトレス、トラックの運転手などを次々と殺害していくユーニス。始めはうろたえていたミリアムも次第に手伝うようになる。やがて「神様は私のことを忘れている。私が人を殺しても何も言わない」と叫ぶユーニスは、ミリアムに自分を殺すように要請する。ミリアムはそれに従い、ユーニスを海に沈め水死させるのだった。