北イングランド、シェフィールド。失業者のレイ(ピート・ポスルスウェイト)はやっとのことで見つけた仕事は鉄塔のペンキ塗り。3カ月間で全長24キロにも及ぶ鉄塔群を塗りあげるというハードな大仕事だ。相棒の若いスティーヴン(ジェームズ・ソーントン)以下、貧しくとも口は減らない陽気な古強者のチームに、オーストラリアからやってきたクライマーの女性ジェリー(レイチェル・グリフィス)が加わった。いつしかレイとジュリーは愛し合うようになり、二人は結婚の約束をするが、相棒のスティーヴンもジェリー自身も不安な気持ちは隠せない。そんな矢先、ジェリーは鉄塔での作業中の悪ふざけをレイに叱られて大ゲンカ。別れてしまう二人だが、ようやく仕事は大詰めに。かくして彼らは苦難を乗り越え、なんとか大仕事をやりとげるのであった。