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プレッシャー 壊れた男

  • ぷれっしゃーこわれたおとこ
  • Under Pressure
  • Under Pressure


  • 平均評点

    51.6点(17人)

  • 観たひと

    30

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1997
公開年月日 1997/11/29
上映時間 89分
製作会社 ビーティ‐チェザー作品(ラルゴ・エンターテインメント提供)
配給 ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

小さなイライラやストレスが積み重なって、ふとしたきっかけで激しい狂気を噴出させた男の異常な行動を通して、誰の身近にも起こりうる今日的な恐怖を描いたサスペンス。監督は「アクション・ジャクソン 大都会最前線」「ストーン・コールド」のクレイグ・R・バクスレイ。脚本は、コピーライター出身でこれがデビュー作のベッツィ・ギフン・ナウラステ。製作は「愛の拘束」のクリス・チェザーとアラン・ビーティのコンビ、製作総指揮はバール・ポッター。撮影は「過失」「ネバーエンディング・ストーリー第2章」のデイヴィッド・コネル、音楽は「DNA」のゲイリー・チャン、美術は「アクション・ジャクソン 大都会最前線」「ストーン・コールド」のフィリップ・M・レナード、編集は「NO WAY BACK/逃走遊戯」のソニー・バスキン、衣裳はリンダ・ケンプ、特殊効果コーディネーターはマイケル・カヴァナーが担当。主演は「ザ・チェイス」のチャーリー・シーン。共演は「ジョージア」のメア・ウィニンガム、「アポロ13」のデイヴィッド・アンドリュースほか。

あらすじ

ロサンゼルスの消防士ライル・ワイルダー(チャーリー・シーン)は、多くの人々の命を火災から救った英雄的な活躍により、街の人々の尊敬を集めていた。しかしその反面、私生活は順調とは言いがたく、彼の暴力が原因で妻は子供を連れて家を出て、離婚してしまった。今、孤独な彼のそばにいるのは犬のロジャーだけだった。記録的な暑さが続いたある日、非番で家にいたライルは、隣家に住む建築家リース・ブラバートン(デイヴィッド・アンドリュース)が自分の家の玄関前に堂々と車を放置しているのを注意する。リースには妻のキャサリン(メア・ウィニンガム)、10歳のザック(ノア・フライス)と妹マルシー(チェルシー・ルッソ)の2人の子供がいた。ライルは庭先で水遊びしていた子供たちに近づくと、「水を無駄にするな」と叱りつける。暑さは一向に納まる様子もなく、ライルは蒸し暑い部屋の中で昼寝もできずに時間を持て余していた。ザックはラジコン飛行機で遊んでいたが、ふいに窓ガラスを破ってライルの家に飛び込んでしまった。安眠を邪魔されたライルは、すぐさま隣家に上がり込んで、壊れたラジコン飛行機を叩きつけた。たまたまその場にあったナイフをちらつかせながら、キャサリンに対して子供の躾けに関して説教を始める。家庭の幸福を失った彼が、隣家の家庭や子供にストレスの捌け口を求めているのは明らかだった。怯えたザックは2階から警察に電話するが、ライルはそれを邪魔し、やがてその場を離れた。家に戻ったライルの安息が再び破られた。キャサリンが頼んだ冷蔵庫の修理屋(キオネ・ヤング)が、間違えてライルの家を訊ねてしまったのだ。修理工は電話を借してほしいと言い、ライルのいらいらは募る。彼は修理工に差別的な言葉を投げ、相手が負けじと捨て台詞を残して去ろうとした時、ライルの中で何かが炸裂した。抑えていた気持ちのタガが外れた彼は、修理工の拳をドライバーでくし刺しにすると、よく喋る口を瞬間接着剤でくっつけてしまった。通報を受けて、たまたま近所をパトロールしていた警官のサンディ(ドーン・ルイス)とアル(ジョン・ラッツェンバーガー)がキャサリンから事情を聞いてライルの家を訊ねた。黒人女性警官のサンディは、かつて知人がライルに命を助けられたと言い、すっかり恐縮していた。ライルは「隣家では夫の暴力が原因でトラブルが絶えず、妻もノイローゼ気味だ」と警官たちに吹き込んだ。それを鵜呑みにしたサンディは、帰ってきたきたリースに対して「奥さんを大事にしてあげなさい」と優しく諭す。ブラバートン一家は気晴らしに映画に出掛け、夜になって家に帰ってきたが、なぜか家の電灯が点かない。ブレイカーを確認したリースは、これといって盗まれたものがないので、ひとまず子供たちを寝かしつける。だが、侵入者は子供部屋のクローゼットに潜んでおり、リースとキャサリンはマルシーの悲鳴で逃げ出して行く男の姿を目撃する。一家の訴えを聞き、潜んでいたのがライルだったと言う子供たちの証言から彼の異常性に確信を覚えたアルは、まだ半信半疑のサンディを伴ってライルの家を訊ねる。二手に別れたサンディが2階で修理工の死体を発見したその時、斧を持ったライルがアルに襲いかかった。ライルは警官たちを殺し、リースの自由を奪い、子供たちに迫る。キャサリンは必死に抵抗し、警官の銃でライルを撃ち、ようやく惨劇に幕が降りた。

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