フル・ブラスト

タフでセクシーな女優が犯罪者集団とひとりで対決する姿を描いたアクション、「ハードネス」の続編。前作に続きポール・リンチが監督をつとめた。脚本はリチャード・ビーティ。原案は「アイアン・イーグル4」のマイケル・ストークス。製作は「アイアン・イーグル4」のピーター・Ｒ・シンプソン。撮影はバリー・グレイヴル。音楽はポール・Ｊ・ザザ。前作のシャノン・トゥイードが引き続きヒロインをつとめ、「エイリアン3」「パウダー」のランス・ヘンリクソンが出演。

疎遠になっていた妹ボビー（ジェイン・ハイトマイヤー）に逢うために、アクション女優シャロン（シャノン・トゥイード）は彼女が館長をつとめる美術館を訪ねた。折しも美術館はナチスの倉庫から見つかったラハザー像の展示の準備に追われていた。閉館とともに、最新式のセキュリティ・システムが稼働を始め、美術館は完全に密閉される。美術商ディン（ランス・ヘンリクソン）を含めた一行はラハザー像の展示室へ向かった。同じ頃、テロリストたちがセキュリティ・カードを持つ警備員を殺して、美術館に侵入、ラハザー像を奪いさった。テロリストのボスはナチスの末裔ディンだったのだ。シャロンらを閉じこめ、ディンはラハザー像を解体する。実はその台座にナチスの中性子爆弾が隠されていたのだ。隙を見てシャロンは反撃に転じるが、爆弾の威力を試めすためタイマーが仕掛けられた。爆発は20分後である。完全密閉の美術館の中で闘いが始まり、苦闘の末、シャロンは勝利を得るのだった。