女だてらに男言葉を使って、ドラムをたたくワッツ(メアリー・スチュアート・マスターソン)の意中の人は、幼なじみのキース(エリック・ストルツ)。彼は物静かな、おだやかな性格の人間だが、ハイスクールのマドンナ、アマンダ(リー・トンプソン)に夢中でワッツに恋の相談を持ちかける。アマンダのステディは、金持ちのドラ息子ハーディ(クレイグ・シェーファー)で、このプレイボーイにキースが勝つわけがない。キースはバイトで家計を助けていたが、彼の父(ジョン・アシュトン)は、その金を大学進学資金に貯えていた。ハーディにからかわれ、態度の悪いスキンヘッド(エリアス・コティーズ)ともうまくやるキースは、ついにアマンダをデートに誘う。彼女をとられて面白くないハーディは、みんなを自宅にまねいてパーティをひらく計画をたてる。一方、すっかり舞い上がっているキースに、ワッツはハーディの謀略をつげるが、一向にききめはなく、ついにキースに恋のてほどきの練習をするワッツ。この時のキスはワッツにとって初めてのものだった。アマンダのプレゼントにイヤリングを選んであげるワッツ。当日、ワッツの運転する大型車に乗って、キースとアマンダはパーティに出かける。寄り添う2人の影をさびしげに見つめるワッツ。パーティでは、キースが袋だたきにされようとしていたが、それをアマンダがとめ、彼女を侮辱するハーディをやってきたスキンヘッドがやっつける。夜の街に逃れるキースとアマンダ。彼女はイヤリングを、本当に好きな人にあげるべきよとキースに返す。そして、初めて、ワッツの想いに気づき、彼女を追い、抱きよせるキースだった。