正体不明の殺人鬼が引き起こした連続殺人事件の顛末を描くホラー・サスペンス。最後まで結末が読めない展開、ホラー映画というジャンルに言及し再構築したシナリオ、恐怖と笑いをブレンドした演出の妙が見もの。神戸の小学生連続殺傷事件の影響で公開が延期になったのも話題に。幼い頃から恐怖映画マニアで、これが初の映画となる新鋭ケヴィン・ウィリアムソンの脚本を、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のウェス・クレイヴンが監督。製作は「KIDS」のケイリー・ウッズとキャシー・コンラッド、製作総指揮は「ゾンビ伝説」などクレイヴンのパートナーであるマリアンヌ・マッダレーナと、「イングリッシュ・ペイシェント」のボブとハーヴェイのワインステイン兄弟。撮影は「キングピン/ストライクへの道」のマーク・アーウィン、美術は「フェノミナン」のブルース・ミラー、編集は「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のパトリック・ルシアー、衣裳は「殺しの前に口づけを」のシンシア・バーグストロム、特殊効果は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のKNBエフェクツ・グループが担当。出演は「ザ・クラフト」のネーヴ・キャンベルとスキート・ウールリッチ、「ビューティフル・ガールズ」のデイヴィッド・アークエット、「マッド・ラブ」のドリュー・バリモアとマシュー・リラード、「エース・ベンチュラ」のコートニー・コックス、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のW・アール・ブラウン、「ラブINニューヨーク」のヘンリー・ウィンクラーほか。97年ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭グランプリと観客賞を受賞。