今も昔も恋の道に変わりはない。我等の主人公は石器時代からローマ時代、現代に至るまでは年頃になると美しい娘に恋をしたが、恋の競争者は常に彼の邪魔をした。石器時代に彼は力づくで娘の髪の毛を引っ張って思いを遂げたが、ローマ時代になると戦車競争で勝利を得、現代に至ってはフットボールの競技に主人公は勝利を博し、恋敵が二重結婚、文書偽造罪のお尋ねものである事を発見して、娘がその男と結婚しようとする瞬間に飛び込んで首尾よく勝利を占める。批評ー喜劇として珍しい試みで、ことにローマ時代の大がかりな事や、現代フットボールの試合等は印象に残るシーンである。大部分のファンの問題となる傑作喜劇であろう。(ウォールド誌メリー・ケリー女史)