タンタン(ジャン=ピエール・タルボ)の相棒ハドック船長(ジョルジュ・ウィルソン)が盟友テミスタクル・パラメリックから海洋船トワゾンドール号を譲り受けた。冒険に乗り出したくてうずうずしていたタンタン、名犬ミロー、船長は受取先のイスタンブールへ向かうが、船は期待とは裏腹におんぼろだった。船ころがしの申し出を断わり、トワゾンドール号で航海に出た彼らだったが、船員の面構えはカタギにはみえない。タンタンがパラメリックの書類を調べてみると、何と彼は南米の小共和国タララーグの権力者だったことが判明。一行はパラメリックの過去を知るべく、彼の同国探検の折の生き残り3人の行方を探す。彼らを追う謎の一団。タンタンらは生き残りの謎の3人を探し当て、彼らからトワゾンドール号をめぐる秘密と宝について聞き、それを探し出す決心をした。彼らはターンソル教授(ジョルジュ・ロリオット)らの助けを借り、みごと宝を見つけるのだった。