急病人発生のため、二本松オープンに出場できた織金は、偶然知り合ったプロ2年目の日向みずきから得たコースの情報のお陰で予選は通過するものの、本選で敗退してしまう。東京へ戻った彼は、次のトーナメントへ向けて練習場のオーナー・脇田に給料の前借りを頼んだことがきっかけで、危険なネットの修理をやらされ、その最中に大怪我をしてしまった。そんなある日、みずきが織金を訪ね、彼の代わりに練習場のレッスン・プロを買って出るが、彼女には大切な試合が控えていた。しかし、その試合が行われる北海道のコースは、みずきが慕っている青年・大場の経営する牧場といざこざを起こしている場所であったことから、彼女は試合出場を諦めかけていたのだった。それを知った織金は彼女を説得して、試合出場を決心させる。一方、織金自身も次のトーナメントに出場するために、桜子の結婚資金を借りて北海道へ向かった。キャンセル待ちを狙ったトーナメントへの出場は果たせなかったものの、別のマッチプレー選手権に出場できることになり、決勝戦へも勝ち進んだ。東京からキャディをつとめるためにやって来た桜子のパンチラ作戦も功を奏し、織金はプロ生活18年目にして初めて優勝するのであった。その頃、大場の牧場が織金の見つけたオオイヌワシの羽根のお陰で保護区域に指定され、ゴルフ場とのいざこざも決着をみる。みずきはそんな大場と結婚することを決意していた。優勝したら結婚するという桜子との約束を果たすため、帰りの電車の中、隣で眠る桜子に織金はプロポーズの練習をするのだった。