56年、従兄ブラウン(ジョン・ドー)を頼ってメンフィスにやって来たジェリー・リー(デニス・クエイド)は、エルヴィス移籍後のスターを探していたサン・レコード社長に認められ、レコード・デビューする。ロック・スターとしてまたたく間に熱狂的な人気を得たジェリー・リーは、かねてから好意を抱いていたブラウンの娘マイラ(ウィノナ・ライダー)と強引に結婚する。しかし初の海外公演となったイギリスで、マイラがまだ13歳であること、ジェリー・リーが前の妻と正式に離婚していないことが暴露され、ツアーはキャンセル、帰国した彼らは全米から非難を浴びるのだった。やがてジェリー・リーとマイラの仲も険悪になってゆく。ジェリー・リーのもうひとりの従兄、伝道師のジミー(アレック・ボールドウィン)は、悪魔の音楽であるロックンロールを捨て神の道を歩め、と説くが、ジェリー・リーはあくまでもロックと共に生きることを決意する。そしてそんな彼のそばには、しっかりとマイラが寄り添っているのだった。