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決闘鍵屋の辻

  • けっとうかぎやのつじ
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  • 平均評点

    69.9点(50人)

  • 観たひと

    68

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1952
公開年月日 1952/1/3
上映時間 81分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚本黒澤明 
製作本木莊二郎 
撮影山崎一雄 
美術松山崇 
音楽西梧郎 

キャスト

出演三船敏郎 荒木又右衛門
片山明彦 渡邊数馬
小川虎之助 川合武右衛門
加東大介 森孫右衛門(六助)
高堂国典 鍵屋三右衛門
杉寛 萬屋喜右衛門
志村喬 河合甚左衛門
千秋実 河合又五郎
浜田百合子 荒木の妻みね
左卜全 六助の父
徳大寺伸 櫻井半兵衛
山田禅二 虎屋
広瀬嘉子 虎屋の女房
津山路子 鍵屋の小女

解説

製作は「女ごころ誰か知る」の本木莊二郎、脚本は「白痴」の黒澤明が書き、監督には「逢魔が辻の決闘」の森一生が当たっている。撮影は「吾子と唄わん」の山崎一雄。出演者の主なものは「馬喰一代(1951)」の三船敏郎、「武蔵野夫人」の片山明彦、「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の浜田百合子、徳大寺伸などのほか、志村喬、千秋実など。

あらすじ

寛永十一年十一月七日、伊賀上野の鍵屋の辻で荒木又右衛門が義弟渡邊数馬の助太刀をした時、仇河合又五郎の附人三十六人を斬り倒したと云われているが、実録では二人しか斬っていない。しかも、弟の仇であるのを父の仇とし、立派な人物の河合甚左衛門を悪人にしたてているが、忠実な記録は誇張された作り話よりも興味がある。……鍵屋の辻から五年前、渡邊数馬の弟靭負が河合又五郎に殺された。靭負は池田家の家臣である。又五郎は旗本安藤右京之進の家中なので、幕府は大名と旗本の争いが起こるのをおそれ、又五郎を江戸構いにした。弟の仇討を願い出た数馬には池田家の剣術指南荒木又右衛門が助太刀に立ち、又五郎の助太刀は伯父の河合甚左衛門であった。又右衛門と甚左衛門は親友の間柄で狙う身と狙われる身に分かれ、お互いに運命の皮肉を嘆きつつ放浪の旅をつづけた。五年の月日は夢とすぎ、又右衛門の一行は鍵屋の辻に又五郎の一行を待伏せた。又右衛門は甚左衛門と又五郎の妹婿櫻井半兵衛を斬り、重傷を負った又五郎は数馬に止めを刺された。見物人の群の中に消えて行く又右衛門の姿には寂しい影が宿っていた。

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