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二人で見る星

  • ふたりでみるほし
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  • 平均評点

    56.8点(5人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1947
公開年月日 1947/11/18
上映時間 77分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督鈴木英夫 
脚本鈴木英夫 
企画須田鐘太 
撮影峰重義 
美術今井高一 
照明伊藤幸夫 

キャスト

出演沢紀子 鮎川高子
水島道太郎 矢野庄太
伊沢一郎 阿部
花布辰男 正木
宮崎準之助 谷村
美奈川麗子 明子
菅邦彦 佐田
町田博子 かね
東山千栄子 おばさん
池上湧子 時枝
加原武門 巡査

解説

田中重雄門下の新人鈴木英夫の監督昇進第一回作品、脚本も自身で担当、撮影は「花咲く家族」「看護婦の日記」の峰重義。松竹「非常線(1947)」の水島道太郎、久々の伊沢一郎に、新星沢紀子が初出演し、美奈川麗子が共演。

あらすじ

高子はしとど降る雨の夕暮、阿部を戦地に送ったあの日のことを思い出していた。同窓の明子夫妻の家に今は窮屈な居候生活をしなければならない。それというのも戦災で家も肉親も失ったため今は、愛人阿部の帰還だけが高子にとっての希望だったのだ。明子夫妻の留守中、行方不明で困却していた復員者の庄太の面倒をみたのが、明子のカンにふれ、高子は当もなく佐田の家を飛び出してしまった。が偶然また町中で庄太と会い、同じような運命におかれた二人は、無情な町から町へ宿を求めてさまよわなければならなかった。有産階級が遊び興じる部屋はあっても、二人が夜露をしのぐべき部屋は一つとしてないのだ。焼ビルで二晩を明した二人は巡査の好意で、やっと暖かな人の心に触れることが出来た。その下宿屋から庄太は友人を、高子は阿部を探しに毎日出かけるのだったが、お互いの心にいつか離れ難い愛情の芽生えを、どうすることも出来なかった。高子が阿部を待ちあぐねていたのも一つの夢に過ぎなかったのだ。高子がはっきりと現実を掴む事が出来た時、庄太と高子の心はピッタリと結ばれていた。

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