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消えた死体

  • きえたしたい
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  • 平均評点

    50.0点(3人)

  • 観たひと

    5

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1947
公開年月日 1947/6/10
上映時間 68分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督瑞穂春海 
脚本清島長利 
原案渋谷実 
製作小倉武志 
撮影布戸章 
美術小島基司 
録音新楠元 

キャスト

出演上原謙 城三平
木暮実千代 中山美枝子
村田知英子 高山百合枝
神田隆 山本支配人
三村秀子 葉子
磯野秋雄 山本の輩下
大坂志郎 山本の輩下
高橋豊子 おたつ
水島亮太郎 長寿堂主人
久慈行子 沢村房江

解説

五年ぶりの瑞穂春海監督作品。渋谷実の原案を清島長利が脚色し、新人布戸章が撮影を担当。「結婚(1947)」に次ぐ上原謙、「四つの恋の物語(1947)」第二話(別れも愉し)(東宝)に次ぐ木暮実千代、「深夜の市長」に次ぐ村田知英子らの主演。

あらすじ

南国の漁師町から憧れの東京に飛び出した若い男と女。けい秀作家を志した女はいまキャバレーのダンサーとなり、拳闘家を夢見た男はある婦女仲買人の用心棒となっていた。男は都会に見切りをつけ漁師となるべく帰郷の決心を固めた。その出発の前夜、はからずも知り合った故郷の同じ二人は心に通う何かを感じ始めていたが現在の自分に愛想をつかし海の生活に還ろうとする男の希望に反し、女はいまだに年来の小説家志望に固執していた。折も折、殺人事件が突発する。最も嫌疑の深い立場にある男を救うため彼女は夜明けまでに犯人を探すべく男を励まし活動を開始する。夜を徹しての捜査で疲れ切った二人が向い合った。事件の解決に協同しているうちに、もはや絶ち切れない愛情の糸で繋ぎ留められていることに二人は気付かなかった。別れの時刻が迫ってきた。「あばよ」「さよなら」男はたくましい後姿を見せて立ち去って行った。男は感慨を込めて車窓から流れる東京の街を見送っていた。ふと振り返ると、別れたはずの女が傍ににこやかに立っていた。「小説はどうしたんだい」「現実はもっと小説的ね、やっとわかったわ」二人に新しい生活の朝が開けてきた。まぶしい光の中を列車は走って行く。

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1976年12月下旬号

TVムービー評:「死の接吻」「消えた死体」ほか