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扉を開く女

  • とびらをひらくおんな
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  • 平均評点

    53.3点(10人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1946
公開年月日 1946/4/25
上映時間 78分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督木村恵吾 
脚本依田義賢 
企画松山英夫 
撮影宮川一夫 
音楽西梧郎 
録音大谷巖 

キャスト

出演水谷八重子 栗崎菊栄
月形龍之介 阿島一誠
羅門光三郎 内藤先生
小柴幹治 江口信吉
月丘夢路 中西絹
葛木香一 江口治右衛門
小川隆 栗崎道圭
南部章三 高野義兵衛
葉山富之輔 高野家の客
大川原左雁次 巡査
小池柳星 車夫
石倉英治 酒場の客
猿若三吾 彦造
常盤操子 佐和
高木峯子 お種
松浦築枝 お末
毛利菊枝 おせい

解説

「歌ふ狸御殿」に次ぐ木村恵吾監督作品。

あらすじ

明治十二三年頃、横浜での物語--ある露路の長屋に栗崎菊栄という裁縫の師匠がやもめ暮らしをしていた。隣には月琴の流しをしているお絹という美しい娘が母と二人暮らし。お絹は稼業に似ずしおらしい素直な娘である。彼女は貿易商阿島家の駆者をしている江口信吉という将来弁護士を志す青年と愛し合う仲であった。阿島は信吉を見込んで跡取りに迎える。信吉は彼の師で阿島の尊敬する内藤先生にお絹との結婚を申し出るが反対される。これに同情した菊栄は自分の過去の悲しい思出にひきくらべて二人の恋を成し遂げせさるべく決心する。彼女は幕府の奥医師を勤めた栗崎道圭の息女として生まれ何不足ない身であったが、家門の名誉のため高野という相愛の書生との仲を生木を裂くが如く裂かれ封建的結婚を強いられたのであった。その後菊栄は良人に死別し子もなく現在のわびしいやもめ暮らしをしているのだった。信吉は自分達の正しい恋を全うするためお絹を連れて大阪へ出奔しようと決意するが菊栄に諭され止まる。菊栄は内藤先生を訪れ、切々と懇願するが容れられなかった。お絹は内藤先生に信吉を諦めるよう頼まれ悲嘆のあまり死を企てる。菊栄はこの上は直接阿島に会って話をつけるべく阿島邸を訪れるが、阿島は昔の恋人高野であった。万感胸に迫るのを振り切って事情を話す菊栄に阿島も「自分達が見られなかった夢を見せてやりたい」としみじみ語り恥じらう信吉とお絹を満足をもって眺めるのである。

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