男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

東京五人男

  • とうきょうごにんおとこ
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    68.9点(51人)

  • 観たひと

    80

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1946
公開年月日 1946/1/3
上映時間 84分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

演出斎藤寅次郎 
脚本山下與志一 
原作本木莊二郎 
製作本木莊二郎 
制作補藤原杉雄 
撮影友成達雄 
美術北辰雄 
録音高畠武康 
照明田畑正一 

キャスト

出演横山エンタツ 横山辰五郎
花菱アチャコ 藤木阿茶吉
古川緑波 古川六郎
柳家権太楼 北村達兵衛
石田一松 石田松男
戸田春子 石田の女房お末
田中筆子 藤木の女房お邦
飯田ふさ江 配給所に勤める娘初江
小高ツトム 古川の子供一郎
鳥羽陽之助 軍需工場の社長
石田守衛 食糧配給所の所長
永井柳太郎 国民酒場の主人
高勢實乗 無愛想な百姓
登山晴子 百姓の娘
豊原みのり 百姓の娘
光一 人相の悪い暴力団
谷三平 人相の悪い暴力団
江藤勇 髭の生えた検査員
原文雄 窓口の係りの男
藤間房子 耳の遠い老婆
田邊よね子 子沢山の主婦
山田長政 医者
松川彩子 看護婦
大庭六郎 校長

解説

「磯川兵助功名噺」の斎藤寅次郎が演出した作品である。

あらすじ

横山、藤木、古川、北村、石田の五人は徴用工として東京から遠い軍需工場で働いていたが、終戦と共に焦土と化した東京へ帰って来た。彼等の家は罹災し家族は壕舎生活をしている。そして東京は闇の横行と飢餓と失業の中に喘いで人心は荒んでいた。五人の男は互いに力を合わせ東京復興に努力しようと誓い、前の職場へ帰って行った。都内電車の運転手と車掌である横山と藤木は交通道徳を忘れ無秩序と喧騒に殺気立つ人々を和やかにしようと努力する。石田は食糧配給所に勤めている。今日配給所の運行は全家庭の最大関心事であるのに、実際は無駄な手続きと時間、労力の浪費を必要とし市民生活に非常な不便を与えている。石田はこれを改革し主婦達に出来るだけ便宜を与えようと努力する。古川は薬屋であるが売るべき薬は一つもなく妻を失ったヤモメの彼は疎開中の唯一人の子供のために買出しに出かけ自分の衣服までも脱いで吾が子のため食料を持ってゆくのである。北村は国民酒場に働いているが、酒場の主人は公衆に売るべき酒を胡魔化して金持ちや権力者にヤミで売り私腹を肥やしている。北村はそれを黙認し得ずに忠告するがかえって叱られ酷使された。この様に五人は彼等の町を少しでも住み良くしようと懸命の努力をしている時、金持ちや権力者は悪徳商売や暴力団を仲間に入れて大衆の必需物資を秘かにかき集めて金儲けを企み、その上五人の男を始めとして町の住人達をその町から追い払おうとする。堪忍袋の緒を切った五人は悪徳漢を葬るためがぜん奮起するのである。

関連するキネマ旬報の記事