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地獄の曲り角

  • じごくのまがりかど
  • A Turning to Hell
  • ----


  • 平均評点

    60.4点(27人)

  • 観たひと

    42

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/10/6
上映時間 92分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督蔵原惟繕 
脚色馬場当 
原作藤原審爾 
企画大塚和 
撮影間宮義雄 
美術千葉一彦 
音楽真鍋理一郎 
録音沼倉範夫 
照明高島正博 
編集鈴木晄 

キャスト

出演葉山良二 
南田洋子 貴子
稲垣美穂子 章子
大泉滉 ニシ
近藤宏 八郎
柳瀬志郎 ナべ
河野弘 大田黒
高品格 サブ
土方弘 小野田
大町文夫 武内
二本柳寛 松永
松下達夫 宮岡
山田禅二 鈴木
嵯峨善兵 吉満
草薙幸二郎 殺し屋
広岡三栄子 横田美智技
鶴岡睦彦 父安吉
田中筆子 母とよ
杉幸彦 学生

解説

藤原審爾の「金と女と死」を、「暁の地平線」の共同執筆者・馬場当が脚色し、「海底から来た女」の藤原椎繕が監督したアクション・ドラマ。「汚れた顔」の間宮義雄が撮影した。

あらすじ

さくらホテルのボーイ牧は殺人事件のあった部屋で「三分の一の鍵」と書かれた紙片と鍵の一部をひろった。翌日の朝刊で、彼は昨夜の殺人はある公団の収賄事件にまつわるもので、殺されたのは出所直後の某省課長補佐であり、共犯の課長松永はなお服役しており、一億五千万円の金が行方不明になっているのを知った。思わぬ運命の微笑に彼は狂喜した。ホテルの花屋につとめながら、十万円でその店を買い、彼と暮すことを夢見ている恋人章子の心配をよそに、彼は生活態度をきりかえた。事件のあった隣りの部屋に宿をとった謎の女貴子は、色じかけで彼の鍵を狙ってきた。彼女を手にいれた牧は、ホテルの部屋にテープレコーダーをしかけ、密会するアベックから金をおどしとることをはじめ、やくざの上月組とはり合うようになった。麻薬事件を密告して上月組の組織を自分のものにした牧は、今やいっぱしの顔の利く男となった。しかし、花屋を買いとってもらって経営にあたっていた章子は、そんな牧をいやがった。だが牧の目は覚めなかった。貴子の持っていた鍵を手に入れ、出所した松永の手から殺し屋を使って鍵を奪った牧は、三つを合せて中央郵便局私書函からメモをとり出し、それをコピーしてメモにある三人の人物をホテルに集めた。代議士吉満、局長鈴木、某会社専務宮岡の三人は、牧殺害を計ったが、計画はかつて牧のしかけておいたテープにとられていた。こうして五千円札のぎっしり詰ったパッグを手中におさめた牧は、それを自動車に投げ入れて乗ろうとした時、章子の電話でフロントに呼ばれた。そのスキに貴子が車にとびのり、逃走した。だが車には牧を仇と狙うサブの細工がしてあった。追う牧の目前で貴子の車と札束は炎上した。衣服は破れ、うちのめされた牧は、一人章子の部屋に倒れ込んだ。

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